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SD MILIEU

2018-1-1

[JS] シャローコピーとディープコピー

結論

ディープコピーしたいならlodashcloneDeepを使え。

シャローコピーとディープコピー

  • シャローコピー:参照を維持しているコピー
  • ディープコピー:参照を切ったコピー

シャローコピーの方法

普通に代入すれば良い

var original = [0, 1, 2];
var copy = original;

copy[0] = 3;

console.log(copy); // => [ 3, 1, 2 ]
console.log(original); // => [ 3, 1, 2 ]

ディープコピーの方法

こちらは一筋縄では行かない。

結論から言うと、lodashcloneDeepを使うのが一番。

Object.assignの問題

Object.assignはディープコピーする方法としてよく紹介されているがディープコピされるのは1階層目だけで、2階層目以降は普通にシャローコピーされる。

var original = {
  name: 'article name',
  date: {
    created: '20171201',
    updated: '20171202',
  },
};

var copy = Object.assign({}, original);

copy.name = "copy article";
copy.date.updated = '20180101';

console.log(copy);
console.log(original);

出力はこう

{ name: 'copy article',
  date: { created: '20171201', updated: '20180101' } }
{ name: 'article name',
  date: { created: '20171201', updated: '20180101' } }

単純なオブジェクト等では問題なくディープコピーされるため、問題なく使えそうに見えやすく逆にハマってしまうとやばそう。

JSON.parse/stringifyの問題

こちらも JS によるディープコピーの方法としてよく紹介されている。

こちらはプロパティに function や undefined があると、そのプロパティ自体が消えてしまう問題がある。(JSON.stringify するのだから当然といえば当然)

var original = {
  count: 0,
  countUp: function() {
    this.count++;
  },
  countDown: function() {
    this.count--;
  },
};

var copy = JSON.parse(JSON.stringify(original));
copy.countUp(); // error

というわけでlodashを使おう。

参考

ES6 の Object.assign がシャローコピーなのでディープコピーする方法を考える | Black Everyday Company